GoogleスプレッドシートIMPORTHTML関数:プログラム不要Webデータを取得
当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。
前回は、プログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータを入手できる関数、「IMPORTXML関数」を紹介しました。xPathというちょっとわかりにくい変数についても取得方法を含めて説明してあります。よろしければ御覧ください。
今回は、「IIMPORTXML関数」と同様にプログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータ(リスト・表)を入手できる「IMPORTHTML関数」を紹介します。
使い方
今日は、eBay輸出をやっている方であれば毎日気になる為替レートの時系列が確認できるこちらのページを例にIMPORTHTML関数を利用してみます。
https://info.finance.yahoo.co.jp/history/?code=usdjpy
この数式をスプレッドシートを開いて、適当なセルに入力すると
=importhtml(“https://info.finance.yahoo.co.jp/history/?code=usdjpy”,”table”,2)
・
・
・
とこちらのように、当該ページにある為替の時系列の表が取得できます。
解説
IMPORTHTML関数は、指定したWebページから表・リスト部分の情報を取得する関数です。この関数を使うために必要なデータは、次の3つとなります。
取得するデータの種類がリスト形式か表形式を選択します。
表形式:当該ページのTableタグ
List形式:当該ページのulタグ、olタグ
のデータを取得しています。
ページ中の何番目の表・Listなのかを指定します。
引っかかりやすいポイント
パラメータはダブルクォテーションで挟む
URLとデータの種類はダブルクォテーション(“)ではさみます。
何番目のデータかという数字は0から始まります。
取得したい表・リストを探したい場合には、番号を変化させて調べる必要があります。その際の最初の数字は「0」となります。
IMPORTHTML関数を入力するセルについて
呼び出したリスト・表を展開する範囲に別の数字・関数等が入力されているとエラーが発生します。
まとめ
このようにGoogleスプレッドシートには、スクリプト(プログラム)不要で使える便利な関数がいくつもあります。
ぜひ使ってみて下さい。
単に現在の為替を取得するのであれば、こちらの方が楽です。