File ExchaneのCSVファイルを自動アップロードするための3つの方法
eBayでFile Exchangeを使った出品・在庫管理の効率化を進めていくと、File Exchange用のCSVファイルのアップロード作業を自動化できないかと思うようになります。
アップロードの自動化の方法はいくつかありますが、今回は、私がこれまでに試してきた3つの方法について紹介します。
File Exchangeの自動アップロード作業の自動化とは
何かを自動化したい場合、その作業内容を細かく分解して見ていく必要があります。File Exchangeのアップロード作業の場合、おおよそ次のような流れになります。
(1)ブラウザでeBayにログイン
(2)File Exchangeのアップロードページに移動
(3)アップロードするファイルの選択
(4)アップロードボタンを押す
「ブラウザの操作」と「ファイル名の取得」が必要そうです。Excelでは、VBAを使ってInternetExplorer上のデータ取得は可能ですが、画面遷移をエラーなく進めていくのは大変。そこで別な方法を検討しました。
Excel VBA+Selenium
Seleniumとは、システム開発時の検証のためにブラウザ操作を自動化する仕組みです。導入すれば、Google Chrome等のブラウザ操作を自動化することができます。「Excel VBA Selenium」と検索すれば、情報が出てくると思います。
VBAが得意であれば導入しやすいのがメリット。ChromeとSeleniumのバージョンの相性があるようで、Google ChromeのバージョンアップのスピードにSeleniumのバージョンが追いついてない様子。そのせいか、途中で動作が止まってしまう(フリーズする)ことがあります。
Python
AI関連の開発言語として有名なPython。ExcelでPythonが導入されるという話題もあり、ちょっと勉強しています。Pythonでもブラウザ操作を行うことが可能です。あれこれインストールして、試行錯誤して作ることはできました。
メリットは、MAC環境でも使えること(たぶん・・・)。また、現在、主流の言語の一つなので、いきなりできなくなることはないということ。
UiPath
RPAって聞いたことありますか?RPAとは、Robotic Process Automationの略で、PC操作を覚えさせて、定型作業を自動化しようというものです。プログラム知識不要、Excel等のOffice系のファイルや既存のシステムの操作もできるというのが売りで、大企業ではブームが来ているようです。
最近、勉強する機会があったので、ちょっと使ってみました。使用したのは、個人での利用が無料の「UiPath」というソフト。
インストールして、特徴である操作の録画?機能を中心にあれこれ試すこと数時間、どうにか動くものを作ることができました。
プログラム知識不要というのは言い過ぎだと思いますが、プログラムでコマンド文を書いていくよりは簡単かもしれません。これをマスターすればFile Exchangeの操作だけでなく、いろいろな自動化に使えそうです。(EMS等の発送伝票の作成など。)
まとめ
今回は、File Exchangeの自動アップロードの方法について、いくつか紹介しました。それぞれソフトの導入や初期設定があるため、当ラボのサービスとして提供は、すぐには難しそうです。もし、ご興味がありましたら、個別に対応をさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。