Googleスプレッドシートにメニューを追加

2019-03-18

Googleスプレッドシート上でプログラム(スクリプト)を実行するためには、こちらで紹介したとおり、シート上に実行ボタンを作成します。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。今回は、Googleスプレッドシートでプログラム(スクリプト)を記載して実行するための流れを紹介します。 スクリプト作成の流れスクリプト作成から実行までの流れは次の通りです。(1)スクリプトエディタを開く(2)スクリプトの記述・保存(3)スクリプトの選択・実行(4)実行ボタンの作成 スクリプトエディタを開くスクリプトを作成したいスプレッドシートを開き、そこからスクリプトエデ...

これ以外にもスプレッドシートのメニューバーからスクリプトを実行することができます。

今回は、Googleスプレッドシートにメニューを追加して、そこからスクリプトを実行する方法を紹介します。

ポイント 今回作成するもの

メニューに「テスト」という追加メニューを追加し、ボタンを押すとメッセージが表示されるだけのものです。

ポイント スクリプトの紹介

今回作成するスクリプトはこちらです。

function onOpen(){
 //メニュー配列
  var myMenu=[
    {name: "テスト1", functionName: "test1"},
    {name: "テスト2", functionName: "test2"}
  ];
 
  SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().addMenu("テスト",myMenu); //メニューを追加
 
}

function test1(){
  Browser.msgBox("こんにちは")
}


function test2(){
  Browser.msgBox("さようなら")
}

ポイント ポイント

(1)スクリプト名「onOpen()」

スクリプト名をこの名前にすると、起動時に実行されます(Windowsのスタートアップみたいなもの?)。ただし、この中で実行する内容にGmailほか外部へのアクセス許可が必要なものがある場合には、実行されないようです。
メニューが表示されない場合には、こちらで紹介したトリガー機能で「onOpen」スクリプトを起動時に実行するように設定してください。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。連載で「IMPORTFEED関数」を活用したフォローセラーチェックツールの作り方を紹介してきました。このようなチェックツールは、定期的に更新・確認するものです。どうせなら、更新作業も自動化したいものです。そこで、今回は更新ボタンを毎日、自動で実行する方法を紹介します。 トリガー機能を使うGoogleスプレッドシートのプログラム(スクリプト)機能Google Apps Script(GAS)には...

(2)addMenu

このスクリプトでは、「テスト」というメニューの中に「テスト1」「テスト2」というサブメニューが表示されます。

ポイント まとめ

今回は、Googleスプレッドシートにメニューを追加して、そこからスクリプトを実行する方法を紹介しました。こちらは、設定したファイルのどのシートからでもアクセスできるので、共通して使用するスクリプトでこちらに登録すると便利です。
いろいろお試しください。

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