GoogleスプレッドシートIMPORTFEED関数:プログラム不要Web更新情報を取得
当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。
前回までに、プログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータを入手できる関数、
・IMPORTXML関数
・IMPORTHTML関数
を紹介しました。よろしければ御覧ください。
今回は、これらと同様、プログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータ(ページの更新情報を入手できる「IMPORTFEED関数」を紹介します。
使い方
今回は「IMPORTFEED関数」を使って、eBayの商品リサーチの基本、Sold Listingのページの最新情報をチェックしてみましょう。
いろいろ調べてみると・・・
・eBayの検索結果のURLを取得
・URLの最初に「/rss」を追加
https://www.ebay.com/sch/i.html?
→ https://www.ebay.com/sch/rss/i.html?
・URLの最後に「&_rss=1」を追加
すれば良さそう
(例)”Japan”というキーワードでSold Listingを検索
https://www.ebay.com/sch/rss/i.html?_from=R40&_sacat=0&_nkw=japan&_oac=1&LH_Complete=1&LH_Sold=1&rt=nc&_rss=1
これをIMPORTFEED関数に読み込ませます。
=importfeed(“https://www.ebay.com/sch/rss/i.html?_from=R40&_sacat=0&_nkw=japan&_oac=1&LH_Complete=1&LH_Sold=1&rt=nc&_rss=1”)
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とこちらのように、Sold Listingの最新の20件についてタイトル・URL・販売実績が一覧表で取得できます。
うまく使えば、商品リサーチの効率アップにつながりそうです。
解説
IMPORTFEED関数は、指定したWebページの更新情報RSSから必要なデータを取得する関数です。この関数を使うためには、必須なのは、更新情報RSSフィードのURLのみです。
その他、オプション(任意)でこのような設定が可能です
・クエリ:表示内容の指定が可能
-feed title / feed description / feed author / feed url
-items title / items summary / items created / items urlなどが指定可能
・見出し:項目の表示のON / OFF(True / False)
・アイテム数:表示するアイテムの数
引っかかりやすいポイント
パラメータはダブルクォテーションで挟む
URLとデータの種類はダブルクォテーション(“)ではさみます。
IMPORTFEED関数を入力するセルについて
呼び出したリスト・表を展開する範囲に別の数字・関数等が入力されているとエラーが発生します。
まとめ
このようにGoogleスプレッドシートには、スクリプト(プログラム)不要で使える便利な関数がいくつもあります。このIMPORTFEED関数は、eBayでは使えないかなぁと思っていましたが、リサーチなどにもいろいろ使えるかもしれません。
ぜひ使ってみて下さい。