eBayフォローセラーチェックツールを作ろう!(4)スクリプトの作成

2019-02-08

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。

連載で「IMPORTFEED関数」を活用したフォローセラーチェックツールの作り方を紹介しています。前回は、作業シートの作成を行いました。今回は、ちょっとしたプログラム(スクリプト)を記載してツールを完成させます。

過去の記事はこちら

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。前回までに、プログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータを入手できる関数、・IMPORTXML関数・IMPORTHTML関数・IMPORTFEED関数を紹介しました。よろしければ御覧ください。今回は、「IMPORTFEED関数」を活用して、eBayのフォローセラーチェックツールを作成する方法を紹介します。 完成イメージフォローセラーのリスト内の各セラーに対して至近の販売状況を取得、そこから、フォロー...

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。前回は、「IMPORTFEED関数」を活用したフォローセラーチェックツールの概要とその作成の流れについて紹介しました。今回は、フォローセラーチェックツール作成に必要なURLの作成方法について紹介します。 (復習)完成イメージフォローセラーのリスト内の各セラーに対して至近の販売状況を取得、そこから、フォローしているセラーの直近3日の販売実績の一覧表を作成します。 URLの作...

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を

ポイント (復習)完成イメージ

(復習)完成イメージ
フォローセラーのリスト内の各セラーに対してIMPORTFEED関数で至近の販売状況を取得、そこから、フォローしているセラーの直近3日の販売実績の一覧表を作成します。

ポイント スクリプト作成の流れ

スクリプト作成の流れは次の通りです。

(1)スクリプトエディタを開く
(2)スクリプトを記入し、保存する
(3)スクリプトを実行する(初回のみ、承認操作が必要)
(4)実行しやすいように実行ボタンを作成する

これらの操作については、こちらに詳細をまとめました。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。今回は、Googleスプレッドシートでプログラム(スクリプト)を記載して実行するための流れを紹介します。 スクリプト作成の流れスクリプト作成から実行までの流れは次の通りです。(1)スクリプトエディタを開く(2)スクリプトの記述・保存(3)スクリプトの選択・実行(4)実行ボタンの作成 スクリプトエディタを開くスクリプトを作成したいスプレッドシートを開き、そこからスクリプトエデ...

ポイント スクリプトの内容

今回作成するスクリプトの流れは次の通りです。
(1)セラーIDリストからセラーIDを順番にURL作成部に貼り付けて、更新情報を取得。
(2)その後、至近の販売実績を取得を取得
(3)全IDのチェックが終わったら、「出力」シートに結果を貼り付け。

ポイント スクリプト

今回作成するスクリプトは次の通り。こちらを、スクリプトエディタに記入します。

function myFunction_r1() {
  var inpsheet = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName('作業シート');
  var outsheet = SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName('出力');

  
  //出力シートのクリア
  outsheet.getRange(2,1,1000,10).clearContent()

  //セラーリストの貼り付け
  var outdb=[]                          //条件に一致するデータを格納する配列
  for(var i=2;i<=30;i++){                   //i:セラーIDを2行目から順番に処理
    var sellerID=inpsheet.getRange(i,1).getValue()  
    Logger.log(sellerID)    
    if(sellerID==""){break}                          //セラーIDが空欄であれば処理終了
    
    //各セラーIDに対する処理
    inpsheet.getRange(1,5).setValue(sellerID)        //セラーID貼り付け
    Utilities.sleep(5000);                           //表示待ち(20190427追加)
    for(var j=4;j<=23;j++){                //IMPORTFEEDで取得した各行に対しての処理
      if(inpsheet.getRange(j,12).getValue()<=2){   //日付の確認
        var tmp=inpsheet.getRange(j,5,1,4).getValues()
        var imgtmp=inpsheet.getRange(j,13).getValue()
        var imglink="=image(\"https://i.ebayimg.com/thumbs/images/g/" + imgtmp + "/s-l225.jpg\")"
        var tlink="=hyperlink(\""+tmp[0][1]+"\",\""+tmp[0][0]+"\")"
        outdb.push([imglink,tlink,tmp[0][3]]) //一致するものを配列として取得
      }else{break}
    }
  }
  
  //結果をシートに貼り付け
  var olastrow=outsheet.getLastRow()+1               //最終行取得
  outsheet.getRange(2,1,outdb.length,3).setValues(outdb)

  
}

ポイント スクリプトの実行

作成したスクリプトを保存して実行します。詳細な手順は、先程と同じく、こちらに記載してあります。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。今回は、Googleスプレッドシートでプログラム(スクリプト)を記載して実行するための流れを紹介します。 スクリプト作成の流れスクリプト作成から実行までの流れは次の通りです。(1)スクリプトエディタを開く(2)スクリプトの記述・保存(3)スクリプトの選択・実行(4)実行ボタンの作成 スクリプトエディタを開くスクリプトを作成したいスプレッドシートを開き、そこからスクリプトエデ...

ポイント まとめ

今回は、Googleスプレッドシート独自のIMPORTFEED関数とスクリプト機能を使って、フォローセラーチェックツールを作成しました。

このように、Googleスプレッドシートを活用すれば、Web上のデータ収集・活用が比較的容易に行うことができます。今回の例を参考にいろいろ試してみてはいかがでしょうか。

Copyright(c) 2016 e-Shikumi-Labo All Rights Reserved.