Googleスプレッドシート:IMPORTXML関数で商品の発送状況を一括確認(1)

2019-02-12

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。

前回は、連載で「IMPORTFEED関数」を活用したフォローセラーチェックツールの作り方を紹介してきました。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。前回までに、プログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータを入手できる関数、・IMPORTXML関数・IMPORTHTML関数・IMPORTFEED関数を紹介しました。よろしければ御覧ください。今回は、「IMPORTFEED関数」を活用して、eBayのフォローセラーチェックツールを作成する方法を紹介します。 完成イメージフォローセラーのリスト内の各セラーに対して至近の販売状況を取得、そこから、フォロー...

今回は、EMSやe-パケットなど追跡番号付きで発送した商品の配達状況をチェックする「発送状況一括チェックツール」を作成してみます。

ポイント 商品発送後の発送状況の確認はメンドウ

以前、こんな記事を書きました。

皆さんは、商品発送後の発送状況を定期的に確認していますか?確認方法は簡単です。こちらのサイトに追跡番号を入力するだけ!しかし、発送数が増えてくると・追跡番号を調べること・一つ一つコピー&ペーストで状況を確認することが大変で、確認しなければと思いながらもなかなかできません。その結果、・届いていないというメッセージ (最悪、ケースオープン)・保管期間切れで返送 送料の負担をどうするかでゴタゴタといった経験はないでしょうか?私も、そのような経験を何度かしてきました。そこで、当ラボの商品管理ツールe-...

商品発送後の発送状況の確認作業は、作業としては単純ですが、手作業だと大変です。当ラボのFile Exchange連動商品管理ツールe-商品管理マスターでは、この作業を一括で行う機能を持っています。

今回、同様の機能をGoogleスプレッドシートで作ってみます。

ポイント 完成イメージ

追跡番号一覧にデータを入力すれば、最新の追跡状況がわかるという簡単なものです。プログラム(スクリプト)なしで作成可能です。

ポイント IMPORTXML関数を使用

今回使用するのは、Googleスプレッドシート独自のWebデータを取得できる関数の一つIMPORTXML関数です。

詳細は、こちら。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なツールを提供しています。このGoogleスプレッドシートには、ExcelにはないGoogle独自の便利な機能(関数)を持っています。今回は、そんな中でプログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータを入手できる「IMPORTXML関数」を紹介します。 使い方今回は、ヨドバシ.comのこちらの商品の価格の取得を例にIMPORTXML関数を利用してみます。https://www.yodobashi.com/product/100000001002274011/この数式をスプレッドシートを開いて、適当なセルに入力すると=...

ポイント URLの確認

まずは、日本郵便の追跡確認ページで、実際に発送した商品の追跡番号を入力して検索します。

お出しになったEMSの配達状況をご確認いただけます

検索結果ページのURLを見ると追跡番号があります。この追跡番号を変化させれば、確認したい商品の追跡状況が分かりそうです。

正しく検索できるか確認します。今回はこれで大丈夫そうです。

ポイント 取得したい部分のxPathの確認

IMPORTXML関数で一番重要なxPathを作成します。こちらのページで紹介した手順で作成してテスト。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なツールを提供しています。このGoogleスプレッドシートには、ExcelにはないGoogle独自の便利な機能(関数)を持っています。今回は、そんな中でプログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータを入手できる「IMPORTXML関数」を紹介します。 使い方今回は、ヨドバシ.comのこちらの商品の価格の取得を例にIMPORTXML関数を利用してみます。https://www.yodobashi.com/product/100000001002274011/この数式をスプレッドシートを開いて、適当なセルに入力すると=...

作成されたxPath
//*[@id=”content”]/form/div/table[2]/tbody/tr[17]/td[2]
(注意)入力した追跡番号によって違います。

しかし、動きません。どうすれば良いか?

上記の「/」で区切られている一部を削除したり試行錯誤してみたところ、xPathの中の「tbody」という要素が悪さをしており、うまく取得できないことが分かりました。

Googleで調べたところ、ChromeのデベロッパーツールのようなツールでxPathを取得しようとすると、勝手に「tbody」が付いてしまう場合があるという事象があるとのこと。

そこで、

修正したxPath
//*[@id=”content”]/form/div/table[2]/tr[17]/td[2]
(注意)入力した追跡番号によって違います。

を使ってIMPORTXML関数を使うと、データを取得することができました。

ポイント まとめ

Googleスプレッドシート独自のIMPORTXML関数を使って「発送状況一括チェックツール」を作るということで、データ取得部分を作りました。

IMPORTXML関数で上手くデータが取得できない場合には、

・「xPath」の要素を一部削除して動かす
・「tbody」という要素があるときには削除する

を試してみましょう。

次回は、xPathをさらに編集して欲しい箇所を取得できるようにします。
お楽しみに

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