Google Apps Scriptで為替状況をSlackに通知

2019-03-02

必要な情報は、タイムリーにチェックしたいですよね。前回は、IMPORTXML関数を活用して、電車の運行状況をSlackに通知する方法を紹介しました。

今回は、GoogleFinance関数を活用して、為替など相場状況を定期的にSlackに通知する方法を紹介します。

ポイント eBayセラーにとって為替は見逃せない

・販売価格の調整
・PayPal残高の引き出し
など、eBayセラーにとって、為替相場は重要です。

為替を定期的に確認する手段はいろいろありますが、今回はドル円レート(+日経平均、NYダウ)を1日数回通知してくれる仕組みを作ってみました。

ポイント 為替ほか相場情報の取得

為替ほか、相場情報の取得に便利なのが「Googlefinance関数」です。

[blogcard url=”http://e-shikumi-labo.com/23052016/602.html”]

こちらの関数を使えば、スプレッドシートに現在の相場状況を取得できます。
具体的な設定は、こちらです。

ポイント Slackに通知

あとは、前回作成した通知スクリプトでメッセージの内容をこのセルの内容にします。
[blogcard url=”http://e-shikumi-labo.com/01032019/2859.html”]

通知内容(変数名:honbun)を次の通り変更します。

  var sheet= SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName('通知データ');  //シート名     
  var honbun="相場情報"+"\n"
  for(var i=3;i<=5;i++){
    honbun=honbun+sheet.getRange(i,1).getValue()+ sheet.getRange(i,2).getValue()+"\n"
  }

前回と同様に、

var honbun="相場情報"+"\n"+sheet.getRange(3,1).getValue()+ sheet.getRange(3,3).getValue()+"\n"+sheet.getRange(4,1).getValue()+ sheet.getRange(4,3).getValue()+"\n"+sheet.getRange(5,1).getValue()+ sheet.getRange(5,3).getValue()

と記載しても良いですが、よりスマートに記載するために「繰り返し文(For文)」を使いました。

ポイント 定期的に通知

あとは、このプログラムを定期的に実行するだけです。
[blogcard url=”http://e-shikumi-labo.com/10022019/2649.html”]


↑↑
こんな感じで通知されます。

ポイント まとめ

今回は、これまでに紹介したGooglefinance関数とSlackへの通知方法を組み合わせて、相場状況を定期的に通知する方法を紹介しました。

今回は、単純に相場状況を通知するだけでしたが、相場の急激な変動(前回の取得からの変動が○円以上)など、特定のタイミングだけ通知するということも可能です。いろいろ工夫してみて下さい。

このようにGoogleスプレッドシートを使えば、欲しい情報「だけ」を欲しいタイミングで取得することが可能です。

こんなデータを取得できないか?などありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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