Google Apps Scriptでメール送付:お客様のメールアドレスを有効活用
Googleスプレッドシートは、Googleが作成したものなので、他のGoogleサービスとの連携が得意です。今回は、Googleのプログラム機能(Google Apps Script)を使って、Gmailの最も簡単な送信について紹介します。
eBayでは、購入してくれたお客様のメールアドレスを取得することができます。このメールアドレスを活用すれば、購入してくれたお客様にアフターサービス、個別のオファーを提案するなどが可能となります。
(注:eBayでの取引は、eBayのメッセージ機能で行うルールです。あくまでeBayでの取引が終了したお客様に対してのアフターサービス、オファーの提案です。)
使用する関数
今回使用する関数は、「GmailApp.sendEmail」です。読んで字のごとく、Gmailでメールを送信する関数です。
必要なデータは、
・宛先
・タイトル
・本文
の3つだけ。通常のメールと変わりません。
プログラム(スクリプト)
では、実際の簡単なスクリプトの例を紹介します。スクリプトエディタを開いて、こちらを入力します。
スクリプトエディタの開き方はこちら
function send_Mail() { // メール送付 var toadd="************@gmail.com" //←メールアドレスを入力 var subject="テスト" var body="○○さま"+"\n"+"お世話になっております。"+"\n"+"これはテストです。" GmailApp.sendEmail(toadd,subject,body) }
10行にも満たない簡単な内容です。
ここでは、
宛先:toadd
タイトル:subject
本文:body
という変数として記載しています。
ポイント:
本文(body)の中にある、「\n」は改行を表します。Google Apps Scripでメールを送るときには、よく使用します。
実行
このスクリプトを実行すると、ログインしているスプレッドシートのアカウントから、宛先(toadd)で指定したアドレス宛に次のようなメールが送られます。
応用
今回は、スクリプト内に宛先や本文を記載しましたが、スプレッドシートのデータを読み込むことが可能です。
・宛先リストを用意して、同じメールをまとめて送信
・条件に合わせて本文やタイトルを変えて送信
など。
通常のメールと同じく「CC」「BCC」「添付ファイル」なども追加可能です。
まとめ
今回は、Googleのプログラム機能(Google Apps Script)を使って、Gmailの最も簡単な送信について紹介しました。
せっかくeBayの取引で手に入れたお客様のメールアドレス、うまく活用できれば売上アップに繋がりそうです。どんなことができるか考えてみてはいかがでしょうか?