Google Apps Scriptでメールを受信してスプレッドシートに整理

2019-02-21

Googleスプレッドシートは、Googleが作成したものなので、他のGoogleサービスとの連携が得意です。連載でプログラム機能(Google Apps Script)を使って、Googleスプレッドシート上でGmailの受信データを取得する方法について紹介しています。

前回は、Gmailの「検索条件」を上手く使って、欲しいメール「だけ」を抽出する方法を紹介しました。今回は、Google Apps Scriptを使ってスプレッドシート上でGmailの受信データから欲しいメール「だけ」を取得・リスト化する方法について紹介します。

ポイント 完成イメージ

検索条件に一致するメールを蓄積していきます。最終チェック日時を管理しているので、定期的にチェックプログラムを実行することで、重複なくメールを蓄積していくことができます。

プログラム(Google Apps Script)の定期実行の方法は、こちら

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。連載で「IMPORTFEED関数」を活用したフォローセラーチェックツールの作り方を紹介してきました。このようなチェックツールは、定期的に更新・確認するものです。どうせなら、更新作業も自動化したいものです。そこで、今回は更新ボタンを毎日、自動で実行する方法を紹介します。 トリガー機能を使うGoogleスプレッドシートのプログラム(スクリプト)機能Google Apps Script(GAS)には...

ポイント ツール用シートの作成

上の図のようなシートを作成します。

最終受信日時

最終受信日時(プログラムの最終実行日時)を取得します。この日時を使って取得するメールの検索を行います。

検索条件

検索条件を記入します。記入箇所は複数あり、いずれか1つの条件に一致するメールを抽出します。
Gmailで使える検索条件は、こちらにまとめられています。

検索結果

受信日時、送信元、タイトル、本文の出だしを表形式で抽出します。データは最終行に追加されます。

ポイント プログラムの作成

今回のプログラム(Google Apps Script)は、このような流れになります。
・最終データ取得日時をUNIX時間に換算
・メールの検索条件の作成
・検索条件に当てはまるメールを抽出
・スプレッドシートに出力
・最終受信日時を記入

今回、使用するスクリプト(Google Apps Script)は、こちらです。
なお、スクリプトの作成及び実行方法はこちらにまとめてあります。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。今回は、Googleスプレッドシートでプログラム(スクリプト)を記載して実行するための流れを紹介します。 スクリプト作成の流れスクリプト作成から実行までの流れは次の通りです。(1)スクリプトエディタを開く(2)スクリプトの記述・保存(3)スクリプトの選択・実行(4)実行ボタンの作成 スクリプトエディタを開くスクリプトを作成したいスプレッドシートを開き、そこからスクリプトエデ...

function receive_Mail2() {
 
  var sheet= SpreadsheetApp.getActive().getSheetByName('シート1');  //←適切なシート名を設定して下さい
  
  var now = new Date();  //現在の日時取得

  //**************************************
  // 最終データ取得日時をUNIX時間に換算
  //**************************************
  var date = sheet.getRange("C2").getValue() ;//最終取得日時
  if(date==""){date= new Date(now - (1000 * 60 *60 * 24 ));}  //日付欄が空欄だったら、24時間前の時刻を入力
  const unixTime = date.getTime();//UNIX TIMEに変換
  const term = Math.floor(unixTime/1000); //ミリ秒を秒に変換
  const termStr = term.toString(); //検索期間を文字列に変換

  //**************************************
  // メールの検索条件の作成
  //**************************************
  var condstr=sheet.getRange(4,3,30,1).getValues()
  var strTerms = 'after:'+ term +' '
  for(var i=0;i<condstr.length;i++){
    strTerms = strTerms+condstr[i]+'|'
  }

  //**************************************
  // 検索条件に当てはまるメールを抽出
  //**************************************  
  Logger.log(strTerms)
  var myThreads = GmailApp.search(strTerms, 0, 5); //条件にマッチしたスレッドを取得
  var myMsgs = GmailApp.getMessagesForThreads(myThreads); //スレッドからメールを取得する →二次元配列で格納
  Logger.log("myMsgs.length"+myMsgs.length);
  var valMsgs = [];
  var matomeArray = []; 
  /* 各メールから日時、送信元、件名、内容を取り出す*/
  var chatmsg=""
  for(var i = 0;i < myMsgs.length;i++){
 
    valMsgs[i] = [];
    valMsgs[i][0] = myMsgs[i][0].getDate();
    valMsgs[i][1] = myMsgs[i][0].getFrom();
    valMsgs[i][2] = "=hyperlink(" + String.fromCharCode(34) +   myThreads[i].getPermalink() + String.fromCharCode(34) + "," + String.fromCharCode(34) +  myMsgs[i][0].getSubject() + String.fromCharCode(34) +")" ;
    valMsgs[i][3] = "'"+myMsgs[i][0].getPlainBody().slice(0,50);
    matomeArray.push([valMsgs[i][0],valMsgs[i][1],valMsgs[i][2],valMsgs[i][3]])
  }

  //**************************************
  // スプレッドシートに出力
  //**************************************
    var mlen=matomeArray.length;
    var tmp=sheet.getRange("F:F").getValues()
    var lastrow = tmp.filter(String).length+2;
    Logger.log(lastrow);

  if(myMsgs.length>0){
    sheet.getRange(lastrow, 6, mlen, 4).setValues(matomeArray); //シートに貼り付け
    
  }
  
  //**************************************
  //最終受信日時を記入
  //**************************************
  sheet.getRange("C2").setValue(now)
}

ポイント まとめ

 今回は、Google Apps Scriptを使って、Googleスプレッドシート上でGmailの受信データから欲しいメール「だけ」を取得・リスト化する方法を紹介しました。
このスクリプトを改良していけば、大切なメールの受信をスプレッドシートでリスト化し、処理状況を把握することが可能となります。

いろいろ試してみて下さい。

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