eBayフォローセラーチェックツールを作ろう!(1)全体の流れ
当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。
前回までに、プログラム(スクリプト)不要でWeb上のデータを入手できる関数、
・IMPORTXML関数
・IMPORTHTML関数
・IMPORTFEED関数
を紹介しました。よろしければ御覧ください。
今回は、「IMPORTFEED関数」を活用して、eBayのフォローセラーチェックツールを作成する方法を紹介します。
完成イメージ
フォローセラーのリスト内の各セラーに対して至近の販売状況を取得、そこから、フォローしているセラーの直近3日の販売実績の一覧表を作成します。
作成の流れ
本ツールは、次のような流れで作成します。
(1)URLの作成方法の確認
各セラーの至近の販売実績の更新情報(RSS)を取得するURLを調べます。そのURLの文字列中のセラーIDを変更すれば、他のセラーのデータが取得できることを確認します。
(2)作業シートの作成
作業シートには、
・セラーIDリストの入力部
・URL作成部
・更新情報取得部
・後処理に必要なデータ抽出部
の4つの部分から構成されます。
・セラーIDリストの入力部
ここに記入されたセラーリストを順番に処理していきます。
・URL作成部
(1)で調べたURLを作成します。セラーIDを別のセルに分けることで、セラーIDを変更したURLを簡単に作成することができます。
・更新情報取得部
今回は、IMPORTFEED関数を使ってフォローセラーの販売実績の更新情報を取得します。IMPORTFEED関数とはGoogleスプレッドシート独自の関数で、指定したWebページの更新情報RSSから必要なデータを取得することができます。
・後処理に必要なデータ抽出部
取得した更新情報から、スクリプトで使用する販売日(Sold Date)及び画像表示用のパラメータを抽出します。
(3)スクリプトの作成
セラーIDリストからセラーIDを順番にURL作成部に貼り付けて、更新情報を取得。その後、至近の販売実績を取得して、「出力」シートに貼り付けます。コメントを含めて30行程度の簡単なものです。
まとめ
今回は、フォローセラーチェックツールの概要とその作成の流れについて紹介しました。次回以降、実際の作成作業に進んでいきます。
お楽しみに!