eBay輸出:無在庫販売でFile Exchangeはこう使う
eBayでFile Exchange(ファイル・エクスチェンジ)というと在庫を持たないいわゆる無在庫販売で使うことが多いイメージがあります。
在庫を持たないeBay無在庫販売は元手(資金)が不要であるため、eBayのSelling Limitに余裕があればあるだけ出品することができます。Selling Limitの増加に伴い、大量の商品を取り扱うことになるため、eBayの無在庫販売では大量の商品を一括で編集できるFile Exchangeを使う必要があるということです。
それでは、実際にeBayで無在庫販売を行う際、どのような場面でFile Exchangeが使えるか見ていきましょう。
1.出品
eBay無在庫販売でFile Exchangeはこう使う
まず最初のFile Exchangeを使うケースは出品です。eBayの無在庫販売をする場合、楽天・アマゾンなどのネットショップの商品を取り扱うことから始めることが多いと思います。しかし、これらのサイトを仕入元とした販売は、お手軽に始められることからライバルが多いです。このため、これらのサイトを仕入元とした無在庫販売で売上を上げるには、出品数を増やす必要があります。
仕入元の情報がすべてネット上にあることから、商品画像を一つ一つダウンロードして、個別の出品ページを開いて1品ずつ出品していくよりも、商品画像・価格・在庫等のデータを一括して収集し、File Exchangeを活用して一括出品する方が圧倒的に作業効率が上がります。
File Exchangeを使った一括出品の仕組みが必須となります。
2.価格改定・出品取り下げ
eBay無在庫販売でFile Exchangeはこう使う
在庫を持たずにネット仕入れを行う場合には、出品している商品の在庫状況・価格情報を常にチェックしておく必要があります。
(1)価格変動があった場合
商品価格の変更を行う必要があります。特に仕入れ価格が上がった場合には、速やかに価格変更をしないと赤字になってしまいます。
(2)在庫切れになってしまった場合
商品が在庫切れになってしまった場合、速やかに出品を取り下げる必要があります。イーベイでは、商品落札後のバイヤー都合のキャンセルに対するペナルティは非常に重く、販売実績が少ないセラーだと一発でアカウントのサスペンド・Bellow Standardに落ちる等の大きなダメージを受けることになります。
商品が少ないうちは、一つ一つチェックしていても大丈夫ですが、商品数が増えてくると手作業で在庫チェックを行うことは困難です。
そこで、仕入元のWebページを自動で巡回して、在庫・価格変動をチェックするツールと組み合わせてファイル・エクスチェンジを使うことで、
・価格変動した商品の一括価格改定
・在庫切れ商品の一括出品取り下げ
を自動で行うことができるようになります。
3.無在庫販売でファイル・エクスチェンジを使うなら仕入れ元サイトとの連携が必須
イーベイの無在庫販売でファイル・エクスチェンジを利用するなら、出品・価格改定・出品取り下げいずれも、仕入元のサイトとの連携が必須です。仕入元サイトとして次の2つが挙げられます。
(1)大手サイト(Amazon等)
ネット仕入れを行うのであれば最初に思いつくのがAmazon等の大手のサイトの活用です。
<メリット>
・在庫の更新頻度が高い
・配達日も明示
・簡単に出品・在庫チェックができるツールが出ている
<デメリット>
・ライバルが多いことから、ちょっと調べたくらいで利幅が大きい商品を見つけることができない。広く・深いリサーチをして、大量に商品を出品していく必要がある。
大手サイトを使うのであれば、出品・在庫チェックするツールに加えて、価格差がある商品を見つける仕組みが必須です。
(2)独自ネットショップ
Amazon等の大手サイトに商品を卸さず、独自でネットショップを運営している中小のサイトを活用する方法です。
<メリット>
・商品にこだわりがあるため特徴が出やすい
・ライバルが少ない
・(1)に比べて少ない出品数で利益を上げることができる可能性
<デメリット>
・在庫の更新頻度が低い可能性がある
・配達に時間を要する可能性
・独自の在庫チェックツールを用意する必要がある
独自ネットショップを使う場合は、まず信頼ができて、魅力的な商品が多いネットショップを見つけることから始めましょう。その上で、出品文作成のためのデータを取得する仕組み、ファイル・エクスチェンジと連動して在庫状況(在庫切れ・価格変動)をチェックする仕組みを構築していきましょう。
4.まとめ
このように、イーベイで在庫を持たずに販売を行う場合には、ファイル・エクスチェンジによる大量出品と在庫チェックツールと連動した一括価格改定・出品取り下げの機能が必須となります。
これらをどれだけ簡単に効率よく行う仕組みを作ることがポイントです。当ラボでも、そのお手伝いができればと思います。
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