Google Apps Scriptで通知:LINE編(1)LINE Notify連携

2019-02-25

必要な情報は、タイムリーにチェックしたいですよね。今回は、Google Apps Scriptを使ってスプレッドシートと「LINE」を連携し、必要な情報をタイムリーに通知する方法を紹介します。

ポイント 必要な情報「だけ」タイムリーに通知するには?

前回、重要なメールを逃さず整理する方法として、Google Apps Scriptを使ってスプレッドシート上でGmailの受信データから欲しいメール「だけ」を取得・リスト化する方法を紹介しました。

Googleスプレッドシートは、Googleが作成したものなので、他のGoogleサービスとの連携が得意です。連載でプログラム機能(Google Apps Script)を使って、Googleスプレッドシート上でGmailの受信データを取得する方法について紹介しています。前回は、Gmailの「検索条件」を上手く使って、欲しいメール「だけ」を抽出する方法を紹介しました。今回は、Google Apps Scriptを使ってスプレッドシート上でGmailの受信データから欲しいメール「だけ」を取得・リスト化する方法について紹介します。 完成イメージ検索条件に一致するメールを...

こちらを使えば、大切なメールだけをチェックすることができそうです。しかし、確認するためには、このシートを開く必要があります。

Gmailなどのメールアプリには通知機能はあります。しかし、通知機能を「ON」にしておくと、不要な広告メールも含めて通知が来てしまいます。

大切なメールの受信「だけ」を通知する方法が無いか?

そこで注目したものが「LINE」です。LINEは、基本的に家族・友人との連絡のやり取りに使うもの、通知機能を「ON」にして使っています。

ポイント LINE通知に必要な「LINE notify」

LINEでは、外部サービスとの連携のために「LINE Notify」というサービスを用意しています。

LINE NotifyはGitHub,IFTTT,MackerelなどのWebサービスからの通知を、LINEで受信することが出来る便利なサービスです。

こちらにログインして「アクセストークン」という文字列(認証情報)を取得すれば、わずか数行のプログラムでLINEにメッセージを送ることが可能です。

ポイント LINE notifyでアクセストークンを取得する

LINE notifyのページに行き、右上のログインボタンからLINEにログインします。その後、マイページに移動し、「トークンを発行する」ボタンをクリックします。

「トークン名(通知時に表示される名前)」と「通知先」を選択した後、「発行する」ボタンをクリックすると、「トークン」が発行されます。

発行されたトークンは、コピーしてメモ帳等に貼り付けておきます。このページを閉じると確認することができなくなります。(なくしてしまった場合には、再発行する必要があります。)

ポイント Google Apps Scriptでテストメッセージを送る

アクセストークンを取得できたら、使用するスプレッドシートでスクリプトエディタを開いて、スクリプトを作成します。

今回、使用するスクリプト(Google Apps Script)は、こちらです。
なお、スクリプトの作成及び実行方法はこちらにまとめてあります。

当ラボでは、誰もが無料で使うことができるGoogleスプレッドシートを使って様々なサイトから必要な情報の取得を仕組み化したツールを提供しています。今回は、Googleスプレッドシートでプログラム(スクリプト)を記載して実行するための流れを紹介します。 スクリプト作成の流れスクリプト作成から実行までの流れは次の通りです。(1)スクリプトエディタを開く(2)スクリプトの記述・保存(3)スクリプトの選択・実行(4)実行ボタンの作成 スクリプトエディタを開くスクリプトを作成したいスプレッドシートを開き、そこからスクリプトエデ...

function toLine() {
  var token="取得したアクセストークン"  
  var honbun="テストメッセージ"

  var options  = {
     "method"  : "post",
     "payload" : "message=" + honbun,
     "headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ token}
  };

  UrlFetchApp.fetch("https://notify-api.line.me/api/notify",options);
}

といっても内容は、これだけ(12行)です。このスクリプトを実行すると、先ほど指定したグループ(若しくは自分)にメッセージが届きます。

ポイント まとめ

今回は、Google Apps Scriptを使って、スプレッドシートと「LINE」を連携し、スクリプトからLINEにメッセージを発信する方法を紹介しました。トークンを取得する部分がちょっとメンドウですが、その後はとても簡単でした。

次回は、こちらで紹介したスプレッドシート上で取得・リストの更新情報を通知する方法を紹介します。

Googleスプレッドシートは、Googleが作成したものなので、他のGoogleサービスとの連携が得意です。連載でプログラム機能(Google Apps Script)を使って、Googleスプレッドシート上でGmailの受信データを取得する方法について紹介しています。前回は、Gmailの「検索条件」を上手く使って、欲しいメール「だけ」を抽出する方法を紹介しました。今回は、Google Apps Scriptを使ってスプレッドシート上でGmailの受信データから欲しいメール「だけ」を取得・リスト化する方法について紹介します。 完成イメージ検索条件に一致するメールを...

お楽しみに。

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